令和5年度ジャパン・フィルムコミッション通常総会に出席してきました。

2023年6月21日(水)に静岡県浜松市で行われた令和5年度ジャパン・フィルムコミッション(JFC)の通常総会に出席してきました。JFCの総会は年一回、開催地は立候補で募っており、今年度はNHK大河ドラマ「どうする家康」のロケ地となった浜松市で行われました。

実は浜松市でNHK大河ドラマが撮影されるのは「おんな城主直虎」「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に続き3回目!という驚きの実績。1回でも50回/年ほどの放送で話題が多くなるのに2回目、3回目の撮影もあるんですね・・・。
ちなみに愛媛県ではスペシャル大河「坂の上の雲」の撮影がありました。

総会では全ての議案が可決承認され、令和5年度もスタートしました。総会の後はシンポジウムで「どうする家康」で多用されているバーチャルスタジオなど最新テクノロジーをNHKからプロデューサーらが紹介してくださり、これまでの経験(「坂の上の雲」なども紹介されましたが、当時の技術はは初期段階だったとのことでした。)を踏まえ、着実に進化している様子が伺えました。

と、感心している一方で「ロケ撮影が少なくなるのでは?」という懸念が同時にわいてきたことも事実で、その辺りについてNHKのプロデューサーらは「やはりロケはロケ、全てのCGで再現するのには手間も時間もかかるので、ロケとCGの融合によって、一層のリアリティが出るだろう」旨を紹介していました。
他には撮影ができない重要文化財などはCGで表現することは、撮影の幅を広げるとも言っていました。たしかに色々な条件で撮影が難しい所はあります。そう言った場所などはCGが担えるのかもしれません。

2日目はホストFCによる恒例のロケ地ツアー。今回は海グループ、山グループに分かれてのツアーで私は山グループでした。山グループでは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場した「天竜浜名湖鉄道株式会社」に訪れて、参考にされた列車基地の様子は記念館の見学、その後は「方広寺」という「最後までいく」などのロケ地となったお寺の見学をしてきました。
方広寺の住職に「撮影に協力される理由は何ですか?」と直接質問すると「PRのためです。」とキッパリ言われたのが印象的でした。

その他、空いた時間を使い、総会会場の隣に設置された「どうする家康」大河ドラマ館にも足を運び、ドラマの世界観に浸ってきました。通常のドラマ撮影ではドラマ館や大々的なPRは予算などの都合もあり、できませんが大河ドラマの場合、歴史と実績からドラマ撮影とは言え、やはり違うな・・・と思いました。
愛媛でも2回目の大河ドラマの撮影はあるのでしょうか・・・。

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