ジャパンFCの認定研修に参加してきました。

全国各地130以上のフィルム・コミッションが加盟するジャパン・フィルムコミッション(JFC)。そのJFCの重要な役目の一つにFCの誘致支援品質の向上があります。
これは、一言でフィルム・コミッションと言っても都道府県庁、市町村、観光協会、商工会議所、コンベンションビューローなど母体や体制がそれぞれ異なります。特徴でもありますが、撮影隊にとっては母体や体勢に関係なく、どこで撮影しても同じ質の撮影支援が受けられると思っています。
そこでJFCでは年間を通じて研修を行っており、その一つの「認定研修」が7月5日、6日に行われ参加してきました。

今回も各地から100名以上が参加し、その多くが一年目、二年目など経験の浅い担当者たちで、私自身はJFCの立場では全体について、えひめフィルム・コミッションの立場では愛媛での具体的な事例を基に撮影支援の手順や公開に合わせた地域と連動したPR策などについて紹介しました。
やはり、実際に行った具体的な事例は関心が高く、講義終了後も熱心に質問などをしてくれる新任担当者がいて、嬉しかったです。

他にもゲストに制作者をお招きし、ロケハンから撮影当日までの行程、撮影現場とはどういったものか?などを事例を交えて紹介していただき、まだ撮影現場を知らないFC担当者に刺激を与えていました。
基本的に撮影隊の多くは地域やFCについて知っており、誠実に向き合ってくれますが、中には悪徳な制作者もいるなどの話はこれまでの事例からも本当に存在していて、FCは地域を守るのも役目と学んだと思います。

2日目は「撮影スタジオ見学」でした。
昨年までは「東映スタジオですが」今年は「東宝スタジオ」ということで、私も数年ぶりに訪れました。普段は入ることのできないスタジオなどに島田社長自らが案内してくださり、ロケ現場しか知らない新任担当者にとって、映画制作の過程を体験できたのは貴重だったと思います。
実際に私も録音スタジオや試写室での作品鑑賞はなく、この時ばかりは仕事を忘れそうでした。
映画制作はロケ撮影とスタジオ撮影の融合で成り立っており、撮影支援体制の質を向上、平準化させることで、作品はより一層よいものになると確信しました。
最後は2日目の昼食で配られたロケ弁です。

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