えひめフィルム・コミッションが所属し、私自身が理事長職を預かっているジャパン・フィルムコミッション(全国各地のフィルム・コミッションが加盟しているネットワーク組織)では毎年、全国10カ所で「ブロックセミナー」という研修を実施ていて、12月19日に四国ブロックで開催しました。
四国ブロックでは、開催を四国四県で輪番していて、今回の開催は香川フィルム・コミッションがホストになり高松市で行いました。ちなみに昨年度は徳島県、来年度は高知県です。
当日は香川フィルム・コミッション、徳島ロケーションサービス、高知フィルム・コミッション、小豆島フィルム・コミッション、えひめフィルム・コミッション、高松市、土庄町など30名が参加してセミナーは始まりました。
セミナーは3つの内容を4時間で行います。
最初は「JLDB(ジャパンロケーションデータベース)の利用促進」について。
セミナーの主催者でもある国立映画アーカイブから受託しているJLDBは、全国各地のロケ候補地情報を12000件以上保有していて、制作関係者から重宝されているデータベースです。
月間18万回以上の利用があり、英語版、中国語版とリクエストに応じて拡充しているJLDBをさらに活用しようと、パソコンを実際に操作しながら「人気のロケ候補地」「検索キーワードの登録方法」などを学びました。
2つ目は「ドローン撮影に関するFC側からみた準備、注意事項の共有」と題した内容で、ドローン撮影の支援依頼が増える中で、法改正も度々あり、知識や情報をバージョンアップする内容でした。
えひめFCでもドローン撮影の支援を行っていますが、抜けていた情報もあり、学ぶ所が多かったです。
例えばドローン撮影では先ず「航空法」が思い浮かびますが、航空法だけではなく「小型無人機等飛行禁止法」もあり、撮影隊の「大丈夫です。」という回答に安心していますが、しっかりと確認する必要があると思いました。
3つ目は「ブロック会議」です。
四国四県のフィルム・コミッションが、近況を共有する機会で高知フィルム・コミッションからは、放送が控えるドラマについて、徳島ロケーションサービスからはジャパンFCと共に行ったセミナーについて、香川フィルム・コミッションとえひめフィルム・コミッションからは同じ作品を支援した振り返りなどを共有しました。
普段から四国四県のFC間では連絡をとりあっていますが、やはり面と向かって直接、意見交換できる機会は貴重で、その場でしか話せないコトなど、四国四県のネットワークをさらに強くしよう!というしめくくりでブロックセミナーは終了しました。
翌日はホストFCによる「ロケ地ツアー」が四国ブロックの特徴で、今回は小豆島フィルム・コミッションによる「からかい上手の高木さん」のロケ地めぐりとのこと!
写真はブロックセミナー前に食べたうどんです。