前回はTIFFCOMの紹介をしましたが、実はTIFFCOMから愛媛に戻った翌日は、大阪へ向かいました。
向かった先は「ツーリズムEXPOジャパン2023」という全国47都道府県、70の国と地域から1275の企業や団体が出展した観光や旅行にまつわる総合展示会でした。4日間の来場者数は148,062人でビジネスデーだった2日間で49,160人、一般デーの2日間で98,902人と報告され、日本最大級を実感してきました。
そんな中で、TIFFCOM同様にジャパン・フィルムコミッションの立場と、えひめフィルム・コミッションの立場を併用しながら参加したのが、主催者との共催で行われた「全国ロケ地マップフェア2023」でした。
私はビジネスデーの2日間に参加したのですが、愛媛県は四国四県と一緒に出ていた他、スポーツなどの合宿地としてもブースを構えてPRしてましたし、伊方町は独自にブースを構えていました。
会場全体は「大阪万博2025」「インバウンド促進」を意識した展示やPRの熱量が高かったです。
「全国ロケ地マップフェア2023」は2018年から主催者と共に開催しており、ビジネス関連とはいえ、「えっ!ロケ地マップ?」「あっ!VIVANTだ!」など今回も大勢の方に好評でした。
ロケ地マップには2種類あり、1つは「作品単体のロケ地マップ」です。VIVANTなどが旬ですが、一つの作品を集中的に紹介するので、その作品のファンには大人気です。
もう一つが「これまでの撮影作品を網羅したロケ地マップ」です。新旧作品のロケ地が一つのロケ地マップで把握できるので、全体を把握した方などに好評です。
企業からは「これらのロケ地をスタンプラリーのようにできませんか?」「弊社の技術力で聖地めぐりの促進支援が可能です。」「ロケ地チャンネルは面白そうですね」などの相談があったほか、近くに観光を学ぶ大学のブースがあったことから「フィルム・コミッションについて初めて知りました。相性が良さそうですね!」など、新しい接点も生まれました。
愛媛はNETFLIXで配信中の「離婚しようよ」が話題になることが多く、「あのどしゃ降りの雨はCGですか?」「焼き豚卵飯って本当にあるんですか?」「大山祇神社に行ったことがあります」など色々な質問を受けました。
地域への誘客促進は今後一層増すことが予測される中で「ロケ地マップ」は地域を「知る・見る・学ぶ」手段として効果的と改めて思ったほか、用意しただけではなく、上手な活用案まで提案できると地域を訪れる確度は高くなると思いました。