撮影で欠かせない「エキストラ」の思い出と言えば2005年放送の「がんばっていきまっしょい(ドラマ版)」です。
初回から「エキストラが足りません!」となり、フィルム・コミッションとして撮影現場を見守っていると「ウチトラ=内輪エキストラでお願いします!」となり、通行人で出たり、「体育の先生が必要だな」となると「ウチトラで体育の先生役をお願いします!」と強制的に出演しました。
クライマックスは一回の出演予定だった「体育の先生役」が急遽再登場となり、そのシーンでは鈴木杏さんが持久走の途中で倒れてしまい、介抱して錦戸さんが駆け寄ってきて杏さんを錦戸さんに渡すという演出、演技が入るシーンに「無理無理無理!」と固辞しましたが、押し切られて演技した記憶があります。
「いやぁ、ブルーリボン賞ですなぁ」とスタッフからイジられました(笑)。たしか1話から5話まで出演した記憶があります。
フィルム・コミッションがエキストラ制度を持っているのは日本の独自サービス。一般的には民間会社が運用していて海外も同じです。登録人数が数千人のFCもありますが、えひめFCはありません。
これは「需要と供給のバランス」で、撮影が定期的にあれば必要ですが、そうでないと宝の持ち腐れとなるからです。
そして「日中のサラリーマン役、学生役」は集めるのが大変で悩むのはFCあるあるです。撮影はエキストラに協力してくださる市民で成立しています。