「本日から愛媛ロケです!よろしくお願いします!」と助監督のかけ声で愛媛ロケがスタート。この“緊張感漂う雰囲気”は撮影の特徴でスタッフがテキパキと動く中を私はウロウロ。萬翠荘の1階はミステリアスな邸宅に変化してた。Pを紹介いただいた次は「衛生班」を探す。青いビニール製の着衣の方は目立ったので声をかけると保健師さんで、今回の現場を包括的に対応してくれるとのことで一安心(FCも毎日検温、問診でした。)
次は「記録(スチール)さん」を探す。記録さんは作品のオフィシャルカメラマンで堂々とキャストの演技を撮れる方。私たちFCもキャスト入りの写真は撮れるけど使用には事務所の許可が必要でOKが出るとも限らないので、キャストがいない撮影風景を撮るのが基本。記録さんと仲良くなることで、色々と情報交換できるから私はいつも探す。(次は・・・)と思ってると、「泉谷さん!」と制作部から声がかかる。
「制作部」は撮影現場の“全て”を調整するスーパーな人たち(大袈裟ではなく、制作部がいないと撮影は成立しません)。FCは制作部と共同体のような感じで撮影を実現させていて、ある夜間撮影の時、寒さがいっそう厳しくなるから暖をとりましょうとなり、制作部と萬翠荘さんがストーブを用意してくださり、そこに湯を張った桶があり、湯の中にあった缶茶がカイロのように温かく、かじかんだ手に染みたのを思い出す。