7月10日と7月11日にジャパン・フィルムコミッション(JFC)主催の認定研修に参加してきました。
私自身はJFCの理事長職を預かりながらも、えひめフィルム・コミッションとしても講師役をつとめてきました。
この認定研修はFC担当者歴が5年以内の担当者を対象に、FCの基礎基本から道路交通法、法務、撮影現場、権利処理、作品活用による地域の活性など幅広く学ぶ2日間で10時間以上という内容です。
参加者は北海道から沖縄まで全国各地から120名が集まり、約75%が一年未満の担当者でした。この研修を受講することで、地域における撮影誘致支援について一定の理解を得たとしてJFCから認定証が授与されます。
これにより、日本の撮影誘致支援の平準化を狙っています。
初日はフィルム・コミッションの歴史から始まり、撮影の効果測定方法、警察庁による道路交通法について、顧問弁護士による法的解釈とコンプライアンスと続きました。
FC担当者の多くは県庁や市役所などに勤める公務員が多いため、法律などは身近なものの、撮影にまつわる法律や解釈は異なり、事例を通しての説明にペンを走らせたり、マーカーで印をつけている参加者を多くみかけました。
最後の法務研修が終わった頃は既に19時過ぎで、最後は名刺交換会。名刺交換をしながら学んだことを振り返ったり、具体的な事例を持ち込んで意見交換したり、名刺交換会は自由参加でしたが約100名が参加して終始大盛り上がりで、20時の終了時間を過ぎても話し足りなく、名残惜しい人が多かったのが印象的でした。