ジャパン・フィルムコミッション「四国ブロック研修」は2日目。
高松港9時発のフェリーに乗船して10時に小豆島の土庄港に到着。
港で待っていてくださったのは小豆島フィルム・コミッションで、小豆島が舞台でドラマ化、映画化された作品「からかい上手の高木さん」のロケ地ツアーを企画してくださっていた。
実はこのブロック研修は他では1日で終了ですが、四国ブロックでは1日目が研修、2日目がホストFCによるロケ地めぐりが慣例で、前回、えひめFCがホストになり巡ったロケ地は「松山中心部を2時間で尋ねるロケ地ツアー」と題して、「愛媛県庁本館(離婚しようよ、K-20怪人二十面相・伝など)、萬翠荘(バスカヴィル家の犬)、松山城(坂の上の雲)、大街道商店街(ディストラクション・ベイビーズ)、銀天街商店街(離婚しようよ)、坊っちゃん広場(離婚しようよ)など」をめぐりました。
バスに乗り込み、最初に向かったのは「エンジェルロード」。
潮の満ち引きで小島まで渡れる砂道で、「10:57頃まで通れます!」という案内に急いで渡った後り記念撮影をした後は「土渕(どふち)海峡」へ。
土渕海峡は世界一細い海峡として知られていて(1996年ギネス認定)、海峡というイメージからは想像できず、無意識に橋を渡ったら「はい、土渕海峡を渡りましたので記念証をお渡しします。」と言われて、なんのこと?と思いましたが、土渕海峡は最も狭い所で9.93mしかないとのことでした。
そんな土渕海峡では、私たちが渡った橋、横断歩道の所で撮影したとのことで、次は「池田の桟敷」へ出発。
20分ほどバスは走り到着したのは幅80m、高さ18mに組まれた石垣/石段=桟敷で「国指定重要重要民俗文化財」。
その昔、ここでは農民歌舞伎を農民達が楽しみ、今ではお祭りの舞台としても活用されている地域資源。
映画でも櫓が組まれて撮影されたほか、花火シーンでも撮影されたという紹介に「物語(フィクション)と現実(ノンフィクション)の挾間=非日常」を感じました。
その後も予定は組まれていましたが、私ともう一人のえひめFC担当者は高松市に戻り、打ち合わせが入っていたので皆さんとは池田の桟敷でお別れ。
小豆島FCが土庄港まで向かうタクシーを手配してくださったのですが、到着したタクシーはなんと!島に一台しかないという「からかい上手の高木さん」タクシーで、車両にはアニメ版「からかい上手の高木さん」が貼られていてとても目立つ外装。
そんな一台に乗って土庄港に向かう約20分間、タクシー運転手さんが「からかい上手の高木さん」の撮影について知っていたので教えてもらいました。
タクシー運転手の親族がエキストラで出演したり、ご自身も撮影現場へ訪れたとのことで、普段は静かで話題の少ない島での撮影は、特に子供達にとってはありがたいということでした。
そんな話をしていると、あっという間に土庄港に到着。
フェリーに乗り込むと、船内は「ヤドン(ポケモンキャラクター)」だらけ。
(なぜヤドン?)と思ったら、ヤドンは「うどん県PR団」とのことで、うどん≒ヤドンと似ているからという理由。
高木さん、ヤドンとアニメキャラにどっぷり浸ったロケ地巡りでした。