第11回ジャパンFCアワードでのできごと

こんにちは、えひめフィルム・コミッションの泉谷です。

6月26日に神戸市で行われた「第11回ジャパンFCアワード」にて、私は出番を待っていました。
理事長としての最後の大舞台、これから表彰されるフィルム・コミッション、そして制作者も表彰するので、資料に目を通していました。すると・・・。

「泉谷さん!ご無沙汰しています!覚えていらっしゃいますか?」と、向こうから声をかけてくれたのは、東映京都撮影所のラインプロデューサー福居雅之さんでした。

(福居さん?お会いしたことあったかな?)と、思い出せずにいると「23年前、大阪芸術大学映像学科の卒業制作で撮影した際にお世話になりました!あの時は本当にありがとうございました!」と、お聞きし「もしかして、島で撮影した時の学生さん?」「はい!そうです。あの時に撮った作品で東映に就職できました!」と、23年の時を超えての報告でした(涙)。

23年前と言えば、えひめフィルム・コミッションは1年目。
経験を増やしたく、撮影という名がつけば、学生映画でも何でも打ち合わせや現場に同行して、ロケ候補先や関係者へ挨拶や交渉をして、制作者と一緒に動き回っていた頃です。

言われるまで忘れていましたが、こうして当時の記憶を大切にしてくれていたことが嬉しくて、まだ何も始まっていないのに感慨深くなりました。

ちなみに福居さんの現在はラインプロデューサー。
その前は制作担当、更にその前は制作主任と経験されて今のポジションにあります。ですから、東映内で着実に実績と力をつけてこられたと推察できます。

そして、なぜジャパンFCアワードの場に参加されていたか?と言うと、昨年の第10回JFCアウォードを機に新たに誕生した「優秀制作部賞」の受賞者だったからでした!

「優秀制作部賞」とは、制作/撮影現場にて、フィルム・コミッションと最も緊密な関係になる制作部は、撮影に欠かせない存在ですが、黒子的な存在なので、スポットライトが当たりません。

しかし、その存在は撮影/作品の質を左右するものであり、フィルム・コミッションが顕彰することに意義があると掲げると、映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画製作者協会からも支持されて発足した賞です。

そこへ今回受賞される福居プロデューサー。 時を超えて私から表彰の言葉を伝え、盾を渡す時が来るなんて、当時からは想像できず、フィルム・コミッション冥利に尽きる・・・という話でした。

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