2024年9月8日(日)から、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の再放送が始まりました。
第一部の放送が2009年11月29日から12月27日、第二部の放送が2010年12月5日から12月26日、第三部の放送が2011年12月4日から12月25日と3年間に渡って放送され、撮影支援も足かけ4年ほど携わりました。
最初はシナハンの前段階の時代考証「もぶり飯(松山鮓)」「衣装」「生活様式」などの調査でした。
松山市立子規記念博物館、松山市公設水産地方卸売市場、松山城、図書館などでのヒアリングや調べ物に同行したのを覚えています。
そしてロケハン。現代の愛媛/松山で明治時代、大正時代、昭和初期のロケ地を見つけることは難しかったです。
とはいえ、松山城は400年以上前、道後温泉は100年以上という歴史から時代にも合い、撮影されたほか、内子町石畳地区にある屋根付き橋の田丸橋は松山に帰る真之たちの通り道として必ず映りました。
他にも今治市にある七五三ケ浦海岸などでも撮影は行われました。
初回放送から15年という月日が経ち、この15年間に色々とありました。
あの頃は、えひめフィルム・コミッションとして既に数年の経験を積んでおり、プロデューサーや監督、制作担当者らと同じ目線で話し合うことができ、また「坂の上の雲」というネームバリューに撮影の相談もしやすかったです。
当時も見ましたが、この15年間で変わった世の中、自分の価値観で作品を見直すと感じることも違うと思います。
これから毎週日曜日、3月まで放送予定とのことで、楽しみが増えました。
どうぞ、松山で生まれ育った三人の物語をご覧いただければと思います。