時空を超える出演。

エキストラ出演してくれた方から「今日は楽しかったです!」「ありがとうございました!」などのお礼を言われると、つい「いえいえ!こちらの方こそ、ありがとうございました!」と反応してしまいます。
わざわざ、自分の時間を割いて、現場へ赴き、撮影を待ち、指示通りに動く。出演しても必ずしも作品に映るとは限らないエキストラ出演(編集などの都合上でカットもあるため)。

時に衣装や小道具持参で参加してもらいます。暑い季節に寒い格好もあれば、逆に寒い季節に暑い格好の時もあります(余談ですが、寒い季節に暑い季節の場合、吐息が白くなるので“氷”を口に入れて口の中を冷やしたこともありました)。
小道具も状況に合わせて旅行客ならスーツケース、買い物客なら買い物袋に長ネギ姿、ビジネスマンならスーツに革靴と鞄など、七変化を要求されます。

こんな時も。「時代に合わせるので髪を切らせてもらいます。」「えっー!髪を切ってもOKなエキストラ募集ですか・・・」と驚いたのは「怪人二十面相・伝」。この時はロケ地となった愛媛県庁は即席の床屋になり次々と髪を切られていくエキストラ。
「坂の上の雲」では、子供を坊主にしなければならず、他の子にはできない・・・と、我が子を昭和初期の子供に返信させました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!