香港FILMARTへ参加_前編

3月11日から3月14日まで、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催された、映画・映像製作会社、コンテンツホルダー、撮影技術会社、フィルム・コミッションなどが商業目的(権利の売買、企画の相談対応、ロケーションの提案、プレゼンテーションなど)で出展した「香港FILMART」というマーケットに参加してきました。

タイのブースでは大勢の人だかり(著名人が訪れていたようです)

香港FILMARTの発表によれば、期間中、750以上の出展があり、7500人以上の来場があったとのことです。
そんなマーケットへ私は「えひめフィルム・コミッション」以外にもう一つの肩書きである「ジャパン・フィルムコミッション」として参加してきました。
日本からは札幌FC、富山FO、東京LO、茨城FC、堺FO、広島FC、福岡FC、沖縄FO、ジャパンFCが参加しました。

ジャパンFCブースでは、各国からの問い合わせや相談に各FCが対応していました。

ジャパンFCへは「日本での撮影を考えているけど、話を聞いてもらえないか?」的な相談が多かったです。企画段階でロケ地を日本、舞台を日本と考えている作品がこんなにもあるんだ!と思いました。
その中でも企画が具体化していると、「海で撮りたい。」「雪景色を撮りたい。」「古い町並みを撮りたい。」「大きなスタジアムで撮りたい。」などのイメージがあり、愛媛を含めて各地のFCは提案をしていました。

愛媛(瀬戸内)の美しさは伝えれば響くのですが、認知度は低く、このような映画・映像作品で愛媛の魅力を伝える必要性は大切と思いました。

余談ですが、ブース内に日本のインデペンデンス系のホラー映画のポスターが貼ってあったのですが、それを見てタイやフィリピンの方が喜んで写真を撮っていて、「ホラー映画」が好きと知りました(単に担当者だけかもしれませんが)。清水崇監督もご存じでした。

時には日本での撮影を予定している作品を車座で聞いて尋ねたり。

各地のFCに手応えを聞くと「何本かは(自分の地域とは限らずとも)確実に日本で撮影しますね!」とのことでした。
日本では海外作品の撮影にインセンティブ(優遇制度)も設けられました。最大50%の優遇措置は魅力的です。世界ではインセンティブはロケ誘致に有効な手段として定着していますが、日本でもロケ地以外にインセンティブ制度も活用して、誘致の確度が高まることを願ってます。

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